『自宅に連れて帰りたい』

対象者性別:男性

対象者世代:90代以上

相談者:対象者の親族, ケアマネジャー

2020年 1月 ~ 2020年 1月
90代の夫 脳出血で入院 経管栄養のチューブを外してしまうため病院にて身体拘束あり 「自宅に帰りたい」と本人の強い希望あり 妻はできれば自宅に連れて帰りたいが、二人暮らしのため、不安が強い
夫を自宅に連れて帰りたいが、介護力が足りない。妻の不安を解消するために、24時間の訪問看護の自費サービスを提案。費用は掛かるが「そんなことができるならぜひお願いしたい」と言う妻の希望で、24時間の訪問看護のチームを構築。 退院前日に、介護用ベッドの用意も整い、退院が実現する。 妻の隣に主治医が座り、看護師、ケアマネ、福祉用具専門相談員、が輪になり担当者会議を行う。主治医から胃ろうや点滴を行った際にどのようになるのかの説明あり、自然に看取ろうと、皆で共通認識を図り、今夜から、24時間での看護師の付添いがスタート。
自宅に連れて帰りたいが、介護力が足りないことは多いのが現実です。特におひとりさまのケースでは。 今回は担当のケアマネさんと訪問医との連携がとてもよく、24時間、自費の訪問看護を利用することがスムーズになりました。 24時間、看護師さんが付き添うことで、妻は「安心して眠れました」と言われ、何か月ぶりに美容院にもいかれました。 妻には妻にしかできないことをしてもらう、そのためのサポートチームが必要なのだと感じました。